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本 北朝鮮大脱出 地獄からの生還


日本人でただ一人、北朝鮮から脱出をはかり成功したおじさんの話です。
もちろん実話。 

なんか、重苦しー感じの本紹介で、さーせん。 たまたまbookoffで105円買いした本で、ぺらぺら読んでたら、なんだかすんげー本に出会ってしまった的なやーつです。


こ日本が第二次大戦後に焼野原ですっごく貧乏だった時、在日朝鮮人などに対して、北朝鮮のことを「地上の楽園」と唱って、帰国事業を進めた。北朝鮮の実態もまったく分からないままに。。。
その時に、在日朝鮮人10万人と日本人妻2000人程度が、日本の貧困から脱出すらうために、北朝鮮に帰ったわけです。 
そん時にこの著者のおじさんは13歳で北朝鮮にいった。。。 そこからの「THE・生き地獄生活」はこの本を読めば分かるっす!

北朝鮮内部がどんな状態なのか、この本には本当にリアルに描かれてて、いや少し盛ってる部分もあるのかもしれないが、かなりリアル感が伝わってくるから、やっぱリアルな話なんだと思う。

世界の共産主義国がなんで滅びていくのかが、これを読めば分かるんじゃないかな。

簡単に言うと、ようはいくら頑張っても、頑張ってない人と給料(インセンティブやご褒美的な)が一緒だったら、誰だって怠ける。 ってのが共産主義や社会主義の欠点だったってこと。 

農業だって、頑張って考えて、いっぱい米作れた人には、その分多くの収入がいくってシステムがあれば皆頑張る。 でもその頑張った人にはご褒美っていうシステムがないと、たくさんお米作るためにはどうすればいいか?て考える人だっていないわけ。

「生かさず、死なさず」
最初はこれどーゆう意味?て思ったけど、読んでみると、この言葉がまさにマッチしてる。


あと、特筆すべきは日本でたった一人の脱北成功者で、空前の大ニュースになるはずなのに、全然有名じゃないし、ニュースにもならなかったってこと。

これは著者が北朝鮮から川を渡り、中国に逃げて、そして中国の日本大使館に保護されたってわけなんだけども、中国は北朝鮮との関係を悪化させたくないから、中国側は脱北者を助けるようなことをしたくなかった。だって北朝鮮からしたら、脱北者は死刑に値する重罪人なわけだから。

だけど日本大使館側が中国に、著者を日本に帰れるように願いしたわけです。だから中国側が日本の肩を持ったことが北朝鮮にばれては困るので、日本政府はおじさんに対して、口止めをしたってわけです。

今も日本のどこかでひっそりと暮らしているようですが、北朝鮮に残された家族はもう殺されちゃったかな。。。



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