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SALUの世界感

なんか、騒がれてからけっこう立つけども、この人の世界感に最近また吸い込まれ気味です。



SALUってゆうヒップホップのアーティストなんですが、 友達にやたら進められて「STAND HARD」って曲のリミックスだけダウンロードして聞いてたんですが、その曲もやっぱり、自分の好きな「気持ちを高める系」のゴリゴリ系のヒップホップ。

最初見たときは、あまり好きな印象ではなかったんですけども。。。

なんだけど、ある日ツタヤでアルバムレンタルしてたので衝動借りした。
んで流しで聞いてたんですけど、別にとくに曲調が好きなわけでもないんですけど。

なんかリリックにどんどん吸い込まれていった。 なんていうか、歌詞の内容がデフテックとかみたいに、世界の問題や、日本の問題、人間の未熟さみたいな曲も多い。 そしてやっぱり、自分の好き系な、自分を高める系の歌詞が中心になっている。

簡単に言うと、一番ひかれたのはそこらへん。それにプラスして、トラックや歌い方が、なーんかすごい吸い込まれる。 



両手にビッチ系
金持ってるぜ系
悪いことしてたぜ系
ラグジーな車乗ってるぜ系
クラブでわちゃわちゃ系
などなどの、ヒップホップはもう興味ないんですが、SALUはアルバムを通して聞いても、そうゆう曲がないから落ち着いて聞けるてっゆうか。

歌詞の一部を何個か書き出してみる。

目に見えるものにも形があるように、目に見えないものにも形がある、 形を追いかけ中身を忘れてる…

大切なものを取り合う、環境、性格、性別、国、人種も違うけど人間は皆人間なのにな、壊れてから気づくまだ懲りない…
(KAZE)

まだ太陽に照らされてる地球、やぶれそう、オゾン層やぶれそう、北極の氷が解けて水溢れそう、but take a nap, we just take a nap(みんなまだうたた寝してる)、地球の悲鳴聞こえても誰も起きない…

あだある争い、終わるまであと何年くらい、おかしくない核戦争、おかしくない国買われても、比べるつもりはないけど、僕らは気づいているのに、しない変化を…

誰もが求める利便性、その陰に潜むのは危険性、自分は知らないふりをしていたら、その手で少しずつ地球をmurder(殺す)、cut the wood遠い海燃やす、take a nap 、we all in this planet, gotta wake up
(Taking a nap)

最初は世界に期待なんかしてなかった… またがるダークホース、生を受けたのは(ここ聞き取れない)、can not change 我ら日本人、戦争知らないBOY、戦ってくれた先祖、国なくなったらどこへ行けばいいって、眠ってるふりで狙ってる… 一部の利益のために、多くの犠牲が世界の仕組み、でも国を作るのは国民、世界で見れば数60億人、 締め切ったカーテンの向こうの、社会嫌うその一員、争いや人の歴史、嫌なら自分で変えてみろ…

世界を包む暗闇、夜が不安を連れて舞い戻り、愛する人すら守れない自分が嫌なら今から変わるしかない、戦う目的さえ持てずにくすぶる未来の猛者へ、時に黄色い顔の下、怒り操り優しさ隠せ…
(to come into this world)

タダすぎていく、時間の中で、分岐点ならいつでも今で…

地球ができた日から今日までずっと時間は続いてる、先祖の選択や判断、何気ない行動ひとつ、それが今日のこの世界を作ってる、だからもっと先の時間に生きる奴らの世界を作るのは、他でもない今日の君のその行動ひとつ
(butterfly effect)

僕ら殺し合う、奪い合うさまをリビングのソファーで座って見てる、皆が言いたい本当のこと、言わなければ幸せなこと、便利だからこその迷惑という贅沢、世界は繋がってる陸と電波…

兄弟と呼べる人さ、血のつながりじゃなくても All right、デモ肌の色、育った環境がなぜか国境だ…
(夢から醒めた夢)

などなど

まーなんていうか聞けば分かると思う、好きかどうかはまた別として。 DEF TECHの歌詞もいつも、人間や自然、世界とかについて歌ってることが多くて、自分はいっつもそーゆうこと考えてる人間だもんで、すごい共感するんだけど、このSALUって人もそれに似てるような。
そんで、なんていうかすごくアーティスティックな、人にはないSALUの世界感に吸い込まれる。


アルバムも出てから一年くらい立ってるし、日本のヒップホップ界ではすでに相当有名なみたいだけども。 まだ25歳くらいでこうゆう世界感を持てるってどんな人生送ってきたんだろうって思う、海外にいた経験はシンガポールにちょっとだけ住んでたようだけど、基本日本ベースで育った方みたいです。

この動画で若干SALUが分かるかも。
(ちなみに自分はヒップホップってものはまったくの素人っす)










嫌韓デモのおろかさ

日本人の素晴らしさ、民度の高さが二年前の震災で、明確になって、そして世界に広まったのは、みなさん覚えてると思う。

帰れなくなって、駅の階段で夜を過ごす人々が何も言わず、通路を作って一夜を過ごした、この写真も世界に拡散された。

帰れなくなった人達に対して、ホテル側が提供したおにぎり、長蛇の列になったのに残りわずかになると、後ろで待ってる人を配慮して、誰もおにぎりを取らずに、おにぎりは残ったって話しとかさ。
(居酒屋とかでのおつまみも最後がいつも残るよね、中国とかだったら順番の列もできる前に取り合いになると思う)

他にも数えきれないほどの事例が、この震災で出てきて、世界に賞賛されたよね。
(「東日本大震災での日本人への賞賛」まとめ、ここをクリック) 

これが日本人の美学だと思う。 まさに武士道精神は生きてるんだと確信した。 
自分もそうだったけど、武士道精神とか、愛国心とかって言葉ってなんか若い人とかに言うと「何言っちゃってんの?こいつ」みたいな感じになる。自分も少しながら世界を見て、そして勉強しなおして思ったけど、現代の日本人って外人よりも日本のこと知らないんだなーって思った。 

でもこの武士道精神って本気で日本の宝だなーって思う。 

「武士は食わねど高ようじ」って言葉もあるけど (腹が減ってるのを隠して、腹いっぱいなふりをして、まわりに振る舞う)、武士は権力があったのに、普通の民よりも貧乏だった。 武士であるということが名誉であり、弱みなどは絶対に見せてはいけなかった。 いつなんどきでも「他人のため」を考える文化。 

思いやりや、惻隠の情、慈悲、とかってまさに武士道的概念なわけです。
「KY(空気読めない)」って言葉さえも、日本人らしい言葉であって、武士道の文化にひっかかったもんだと思う。

権力者=お金もちってのが世界的な常識だけど、武士の場合は本当に貧乏だった。それでも名誉や忠義、を何よりも重んじたわけです。

それでさ、

今、日本は韓国や中国の反日政策や、領土問題とかによってわちゃわちゃしてる。 でもこれどう思いますか? 日本人が新大久保で起こした嫌韓デモ。

これどう思いますか?

これどう思いますか?

自分は韓国ブームをどうこう言うつもりもないけど、「韓国人は日本大嫌いなのに、日本は韓国大好きなのって、やっぱ教育の違いだろうな」っては思うし、その教育とかに対する疑問はあるけど。。。


確かにこんなこともあった「平和の祭典」であるオリンピックで、領土問題のカードを選手が上げたり。。。

これとか最悪だけど、、、

でもこれが民度の低さでしょ。 こうゆうことをやっていいか、悪いかが分からないってのが民度の低さでしょ。 韓国が日本を嫌ってるからって、韓国人を殺せって。。。間違ってるでしょ。

日本人が一番誇りに持たなくちゃいけないのは、ずばり「民度の高さ」じゃないかと思う。 
今NHKの大河ドラマ「八重の桜」でも、「ならぬものは、ならぬのです!」
って決め台詞があるけど、別に考えなくても、理屈じゃなくて、やっていいか悪いか、勝手に分かることが大事であって。 

「中国は街がゴミだらけ、だったら俺も捨てよう」ってなるのは違うと思う。 「ゴミだらけでも、自分は日本人だからゴミは捨てない」っていうのが大事だと思う。 そんな民度の高さを、世界に出た日本人が、世界中でやっていくことはかなーり大事なんじゃないかな。。。

いやどう考えても重要だろ、その部分。

「在日朝鮮人を殺せ」とかさ、、、。 在日の人にとっては日本は母国でもあるわけ。
というか、したらアメリカとかどうなんの?って話だし。
先進国で日本ほど外人がいない国なんてないわけだし。

このレイシスト集団の嫌韓デモの後ろに、小さな集団の姿が。。。 勇気をもって立ち向かってくれた、人々がいました。 きっと怖かったと思う。 



嫌って、殺して、終わる問題じゃない、意見の相違の中で話し合っていくことが、今後の人類に必要なこと。 「恨みと復習からは、新しい恨みしか生まれない」ってことは今までの世界を見てれば分かるじゃんね。 それを一番知ってるはずの民族は日本人だろって自分は思います。だって人のことを気つかうことに特化した民族だから。

そういえば、中国の一部の若者達にも反日デモの時に、こういう流れがあった。

「理性愛国、反対暴力」

中国にもこういう若者がいる。 愛国心からの差別や、迫害はもう古い。 こうゆう価値観の人々が世界に増えていけばいいなーと思う。

今後、世界を旅行するとき、出張するとき、自分が日本代表として、世界の人々に影響を与えていることを常に理解してほしいなって思います。

また文章力のない記事になってもうた、えやすみ。












WBC台湾戦で思ったこと

FBにも上げたんだけど、このWBC(ワールドベースボールクラシック)での台湾対日本の戦いは本当に素晴らしいと思った。

ゲーム内容も接戦で、延長でなんとか日本が勝った。4-3。

でもそれ以上に素晴らしいと思ったことは、台湾選手たちの姿勢だったと思う。  


試合終了後に、マウンドを囲んで、観客たちに深々とお礼をした。 東京ドームだから9割以上日本サポーターだったと思うけど、観客は総立ちになっているのがこの写真でもわかる。

台湾は日本と友好的な国だけど、震災の時にはたった2500万人弱の人口の国にも関わらず、テレビなどで寄付を募り、どの国よりも多い義援金を集めてくれた。

台湾は昔、日本が占領していた歴史がある。
だけど、占領しているときに、その国の人々に敬意を払って、その土地がより発展するような植民地政策が行われた結果、台湾は一気に先進国へと躍り出た。 

欧米の列強が植民地にとった土地などでは、そうでない場合が多かったみたいだし。
そんな経緯があって、台湾は日本にとても友好的な国です。

そして、台湾はまだひとつの国として認められておらず、中国の一部として扱われている。 だけども台湾国民は「私達は中国人ではなく、台湾人だ」という誇りがある。 

日本では台湾のことを報道するとき、常に「台湾」と報道しているけど、これが台湾人たちにとってはとても嬉しいことのようで、台湾国内で話題になっているらしい。

こんなことをボーっと考えてると、どうしても中国と韓国を思い出す。 やっぱ生まれた瞬間から「反日教育」を受けたらね、どんな人間でもそうゆう思考になるよね。
どんなに草の根運動をしても、根っこの反日教育があるから、真の部分で繋がりきれない。 
もう事実かどうかってのは大事なことじゃないんだよね、どー教え込むかってところの方がウェイトが大きい。

ん? なんか話がそれてしまいました。

そーそー、自分が言いたいのはね、世界にある憎しみってのは人間全体が成熟していかない限りはなくならないと思う。 台湾と日本のように友好と友好の連鎖であれば、どんどん親密になっていくけど、「憎しみ」と「憎しみ」から「友好」を作ることは本当に難しい。でもこれをやっていかないと、一生戦争はなくならないわけで。

「やられたからやり返す」ってのは、もう古いんじゃないかなと思う。 日本の民度は世界イチではないかって東北の震災の時も言われたけども、日本人は理性や民度は絶対に高い国民だと思う。
「やられたから、やり返す」って価値観を放棄できるような人間が世界にどんどん増えていかなくちゃいけないと思う。 先進国の教育がいきわたった国の人々がこれを実践していかなくちゃいけないと思う。

自分はどんなに不可能だったとしても、世界の平和を願うタイプの人間でいたい。 
スポーツや、アート、ビジネス、なんでもいいから世界との交流を増やしていって、ボーダーラインをなくして、人種問わずに生きていける世界が来ればいいなーって思います。

仏教やキリストなんかもそうゆう教えだよね、自分はよくヒンズー教のガンジーの言葉をよく引用するけど「目には目をでは世界を盲目にする」ってこと。 そうゆう面でガンジーは本当に尊敬すべき人だと思う。


まー夢のまた夢なんだろうけど、不可能でも死ぬまで見続けたい夢ですね。

スターバックス 障害者の雇用

自分の少年時代は新しいものはひたすら否定しているタイプのクソガキでした。
その中でも高校性の時にスターバックスが日本に上陸して、よくわからんけど地元取手市の駅ビルにも早々と入ったのです。 コーヒーが飲めない自分は400円もするコーヒーを女子高生とかが持ってるの見ただけで「アホか」と思っていたタイプでした。

しかし今はっきり言って一番リスペクトしている企業のひとつがスターバックスです。 もとはビジネスモデルという点でとても興味があったんだけど、調べれば調べるほどその企業の魅力に吸い込まれていったわけです。

米国のスタバよりも、日本のスタバの方が良いです。
「スタバのブランド力やイメージ×日本人のホスピタリティ」が完全に本国のスターバックスを上回ったモデルを作りあげちゃってる。

CEOのハワード・シュルツ氏をかなりリスペクトしてる面もあります。 現場思いで、社会的責任感も強く持った方だということが、尊敬する最大のポイントかな。

このまえ久しぶりに日本橋の方に行ってCOREDO室町の裏手にあるスターバックスに立ち寄ったんですが、ホールを一生懸命掃除してるスタッフがいました。 その方はダウン症の方でした。 
「さすがスターバックスだな、障害者雇用もちゃんとしてるんだな」と感じました

緑のエプロン、スタバ、障害者といえば


この映画ほんと大好きなんですね、もうボロ泣きっす、何回見ても。


サムは知能障害? でなんかの拍子に子供を作っちゃったんだけど出産と同時に、母親は逃亡。 サムが一人で育てていく。

だけど、子供(ルーシー)が成長して、サムよりもかしこくなっていく。 このままだとルーシーの教育上良くないってことで、法的処置を取られ、サムとルーシーはお互いに一緒に暮らしたいのに、引き離されてしまう。

でも、その愛の強さと、サムの人懐っこさや、純粋さが、人々を巻き込んで、解決していくっていうストーリー。

まー見た方がいいよまじで。


そんで日本も法律で障害者を雇えっていう流れになっていく方向にあるし、米国ではサムのような人も一生懸命働いている。

だけど、はっきり言って日本の飲食業では雇うことは相当難しいと思う。 利益体質とビジネスモデルがスタバのように余裕のある会社はほとんどない。 この日本の飲食業が抱える問題は重く、人口縮小し、市場が圧縮していく中で、どこに付加がかかるかと言えば現場の人間にどんどん付加がかかっていくしかない。